ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL
「うさ葉っ!」
「野山さんっ!」
お母さんとねこ葉お姉ちゃんと宇佐野先生が病室に入ってきた。
「え、お母さんとお姉ちゃんっ!? 宇佐野先生っ……!?」
お姉ちゃんは机に籠を置き、開けると、中からうさの助を抱き上げる。
私はびっくりする。
「うさの助!? どうして!?」
「なんか、ずっと家の小屋で足ダンしてて、うさ葉に会いたいような顔してるからおかしいなって思ってたら、突然、警察から連絡が来て、びっくりしてうさの助とお母さんと慌てて来たんだけど、さっき、宇佐野先生に全部聞いてびっくりしたよ! なんで連絡して来なかったのよ!?」
「ご、ごめんなさい……」
私が謝ると、お姉ちゃんはふう、と息を吐き、うさの助を私に手渡す。
私はうさの助をぎゅうっと抱き締める。
「うさの助もごめんね……」
心配かけてごめんね――――……。
うさの助は、私の頬をすりすりし、満面の笑みを浮かべる。