ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL
生徒達全員、卒業証書を受け取ると、私達は机に椅子を上げ、後ろのロッカーまで机を運ぶ。
そして私達は、『祝☆3ねんBぐみ♡卒業! 3Bだ~いすき♡』とチョークで書かれた黒板を背景に、江崎先生を一番前の中央に立たせ、真ん中にずらりと並ぶ。
私、絵美ちゃん、犬垣君は前の方に並ぶ。
――――さよなら、僕だけの花嫁。
私は優人君の言葉を思い出す。
……本当は、優人君も隣にいて欲しかった。
優人君がここにいないことが、すごく悲しい……。
でも……、前を向いて進んでいくんだ。
優人君もきっと、それを一番望んでる気がするから。
写真部の先生が教室に入って来て、カメラを向ける。
「ん? 表情硬いな。リラ~~クス」
写真部の先生がわざと変顔をすると、生徒達の表情が一気に笑顔になる。
「じゃあ、撮りま~す! ハイチーズ!」
パシャッ。
「ok~!」
写真部の先生が明るく言うと、あははっと生徒達の笑い声が広がる。