ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL
写真を撮り終えると、机を元の位置に戻す。
「――――では、解散」
江崎先生がそう言うと、次々に生徒達は教室から出ていく。
「野山さん、行きましょう?」
絵美ちゃんが声をかけてきた。
「うん」
私は絵美ちゃんと鞄を持って教室を出る。
「う~さ葉!」
私の顔がぱああっと明るくなる。
「みっちゃん!」
みっちゃんは、3年B組の教室の中を覗き込む。
「犬垣さ~ん、早く来ないと置いてくよ~?」
みっちゃんがわざとそう言うと、犬垣君はずぅぅんと落ち込む。
私達は笑い合う。
犬垣君が教室から出てくると、私達4人は廊下を歩き始める。
「な~んか、3年間あっという間だったなぁ~」
みっちゃんは、どこか寂しそうな表情を浮かべる。
「そうだね……。そういえば、りすなちゃん達は?」
私が尋ねると、みっちゃんは、にこっと笑う。
「りすな達なら、下駄箱で待ってると思うよ」