古龍〜いにしえの魔法〜
ーありさsideー



第一講堂にありさが着いた時にはすでに竜は構えていた。

『遅い』

そう言う竜に謝りをいれ、なんで私と戦いたいのかを竜に聞いた。

すると帰ってきた答えは



使い魔召喚の時に莫大な魔力を感じたからだという。



やっぱり.....みられていたか....



竜「俺はいままで、自分が一番強いと思っていた.....なのに....あの時感じた霊力は半端じゃなかった 俺より強いんじゃないかって...もしかしたら...俺と対等にたたかってくれるんじゃないかって....そう...思ったんだ..」



そう語る竜。

こいつは...自分より強い奴と戦ったことがないんだな....


強さ故の孤独


周りからズバ抜けすぎた力は人との関わりさえ侵食していく。


なぜ私に...話してくれたのだろうか....私が自分より強いのじゃないかと戦いを挑む竜には一体どんな想いが込められているだろう....





だけど....




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