古龍〜いにしえの魔法〜

ありさ「少し話し過ぎたかも知れない...さぁ、始めようか..」

少し話しすぎたと語るありさ。なぁ...お前は何をそんなに抱えているんだよ...





竜「あぁ....先にこちらからいかせてもらう!」

ありさがどれぐらいの強さがわからない....


だが...俺よりは...強いはず..


下級 中級 上級 神級とあるうちの 神級の魔法を使おう....


俺が神級の中で一番最初に覚えた

『デア・アルマ』


幾千もの氷の氷柱を作り上げ


当たれば相手を戦意喪失


死ぬ可能性だって十分にある。



俺は本来、Dクラスにいる人間じゃない。




だが...蓮城 ありさ...お前は俺が唯一張り合える相手だと信じたい。



竜「デア・アルマ」



ヒュオォォ.......




俺は神級魔法が確かに扱える。


だが神級魔法となれば使う魔力は莫大




デア・アルマは神級魔法の中でも下級の魔法。



消費魔力は莫大だがまだSSクラスであれば扱えるレベルだ。



神級魔法の神級は発動するのさえ困難。



現に神級魔法の神級を使いこなした人物は書庫には載っていない。




それほどの魔力と集中力を必要とするのだ。




すごい....幾千もの氷柱が作り上げられてる...




パキパキパキっ.....




氷柱がありさを取り囲んだ




竜「.....やったか....?」



氷柱がありさを囲んでいく。さすがのありさも神級魔法には...及ばないか...そう思ったその時...




ありさ「....!?スッ....」





竜「な.....!?避けた...だと...!?魔法を使っていないはずだ!」




な....!?神級魔法を跳ね返すわけでも、相殺するのでもなく、回避した...神級魔法は回避することなどできないはず...それなのに....




ありさ「私はあまり....

魔法を使いたくないの....」

魔法を...使いたくない...?



竜「なに.....?なぜ.......」



戦わないのかよ....俺は...本気なのに...

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