イジワル婚約者と花嫁契約
平日だったらそろそろ家を出なくてはいけない時間だけど、今日はとくに予定もないし、早く起きる必要なんてなかったんだけどな。
それでも一度目が冴えてしまうとなかなか寝付けない性分で、渋々起き上がる。
そのまま窓の方へと向かいカーテンを開けると、眩しい朝陽に一瞬目を瞑ってしまった。
「いい天気」
初夏の気持ちよい一日になりそうだ。
こんな日はどこかへ出かけたくなる。
「……と言っても友達、少ないしな」
朝からネガティブになる。
お兄ちゃんのことは好きだ。……だけどお兄ちゃんは昔からモテていて、それなのに私にべったりで多くの友達の反感を買ってしまった。
おかげで当たり障りない友達はいたものの、親友と呼べる友達はいない。
今一番心を許せる存在と言ったら千和さんだけだし。
せっかくの休日の朝だというのに、気持ちが沈んでいく中、急にドアをノックする音が響くとすぐにドア越しから聞こえてきたのは、お兄ちゃんの声。
「灯里ー!起きているか?」
「お兄ちゃん?……うん!起きているよ」
朝から部屋に来るなんて珍しい。
それに確か今日お兄ちゃんは明日まで出張だった気がするんだけど。
それでも一度目が冴えてしまうとなかなか寝付けない性分で、渋々起き上がる。
そのまま窓の方へと向かいカーテンを開けると、眩しい朝陽に一瞬目を瞑ってしまった。
「いい天気」
初夏の気持ちよい一日になりそうだ。
こんな日はどこかへ出かけたくなる。
「……と言っても友達、少ないしな」
朝からネガティブになる。
お兄ちゃんのことは好きだ。……だけどお兄ちゃんは昔からモテていて、それなのに私にべったりで多くの友達の反感を買ってしまった。
おかげで当たり障りない友達はいたものの、親友と呼べる友達はいない。
今一番心を許せる存在と言ったら千和さんだけだし。
せっかくの休日の朝だというのに、気持ちが沈んでいく中、急にドアをノックする音が響くとすぐにドア越しから聞こえてきたのは、お兄ちゃんの声。
「灯里ー!起きているか?」
「お兄ちゃん?……うん!起きているよ」
朝から部屋に来るなんて珍しい。
それに確か今日お兄ちゃんは明日まで出張だった気がするんだけど。