イジワル婚約者と花嫁契約
そんなことを考えながらもドアを開けると、そこには私服姿で上機嫌なお兄ちゃんの姿があった。
「おはよう灯里!」
「おっ、おはよう」
異様に笑顔のお兄ちゃんに戸惑いつつも、挨拶を返す。
「見たか!?今日は朝から絶好のレジャー日和だ!だから今日こそデートしよう!」
「えっ!でっ、でもお兄ちゃん今日から出張じゃなかった?」
「それが先方の都合でキャンセルになったんだ。だから明日まで久々のオフだ」
目を輝かせるその姿は、申し訳ないけれどとても企業のトップの顔には見えない。
「灯里も早く準備して」
「えっわっ!?」
ちょっと待って!私、まだ一言も一緒に出掛けるなんて言っていないのに……!
余程嬉しいのか、お兄ちゃんは早く準備をするよう私を部屋に押し込むとさっさとドアを閉めた。
「下で待っているからとびっきりオシャレしてこいよー」
だめだ。例え私に予定が入っていたとしても、お兄ちゃんの中で私と一緒に出掛けることは、既に決定事項らしい。
一度言い出したら聞かなそうだし、なにより私には誰かと出かける予定もない。
それにお兄ちゃんと一緒に出掛けるのは、本当に久し振りだ。
「おはよう灯里!」
「おっ、おはよう」
異様に笑顔のお兄ちゃんに戸惑いつつも、挨拶を返す。
「見たか!?今日は朝から絶好のレジャー日和だ!だから今日こそデートしよう!」
「えっ!でっ、でもお兄ちゃん今日から出張じゃなかった?」
「それが先方の都合でキャンセルになったんだ。だから明日まで久々のオフだ」
目を輝かせるその姿は、申し訳ないけれどとても企業のトップの顔には見えない。
「灯里も早く準備して」
「えっわっ!?」
ちょっと待って!私、まだ一言も一緒に出掛けるなんて言っていないのに……!
余程嬉しいのか、お兄ちゃんは早く準備をするよう私を部屋に押し込むとさっさとドアを閉めた。
「下で待っているからとびっきりオシャレしてこいよー」
だめだ。例え私に予定が入っていたとしても、お兄ちゃんの中で私と一緒に出掛けることは、既に決定事項らしい。
一度言い出したら聞かなそうだし、なにより私には誰かと出かける予定もない。
それにお兄ちゃんと一緒に出掛けるのは、本当に久し振りだ。