私の思い~きっかけとタイミング~
だから恵太に抱かれる時も、少し心配だった。
でも…。
自分の身体がちゃんと恵太を受け入れた事がとても嬉しかった。
そして私も信じられないぐらい感じた。
私は思わず自分の身体を抱いた。
やっと本当の女になったんだ、そう思った。
恵太、ありがとう。
素直にそう思えた。
「美紗、どうした?」
恵太も起きてきたようだ。
「ごめん、起こしちゃったかな。少し喉が渇いて。」
そういう私の手から恵太はミネラルウオーターのペットボトルを取り上げて、自分も飲んでいる。
「美紗がいないと眠れない。」
まるで子供のようなことを言う恵太。