私の思い~きっかけとタイミング~
そんなに早く?

「引っ越しまで俺の家でずっといればいい。今度は引っ越しの為に戻って来るだけだ。」

「えっ、え~。」

私は思わず声を上げた。

「急すぎるよ。」

そんな風に言った私を、不機嫌そうに恵太は見た。

「せめてこの一週間は一回ここに戻って、少し荷物を持ってから恵太の家に行くから。それではダメ?」

「…帰りが遅くなるじゃないか。一緒にいる時間が減るじゃないか。」

ぼそりと恵太が言った。

「でも…。」

私は困った表情をする。

男の人と違って、女の荷物はいろいろと厄介だ。

それを下準備もなく引っ越しの当日だけで何とかなるとは思えない。

「分かった。でも引っ越しは来週の日曜日で決定だ。」

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