私の思い~きっかけとタイミング~
そんな言葉を残して。

気が付くと井上さんはさわやかに去った後だった。

「あ、あっ~!」

私は突然の事に返事すらさせてもらえなかった。

きっと井上さんの作戦だろう。

どうも井上さんは私よりも何枚も上手のようだ。

う~ん。

このままでは井上さんに流されてしまうかも。

自分の車に乗って井上さんの事を考えてみる。

確かに今までの井上さんという人の印象は変わった。

でも何か引っかかってしまうこの感じは何だろう。

告白されて、私は素直に嬉しかったんだろうか。

ここ数日の井上さんとの出来事に頭を巡らせた。

正直、分からない…。

確かにびっくりはしたけれど。

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