Lonely princess 〜ひとりぼっちのお姫様〜
「梨花ちゃんが怖がるからにらまないで、陽菜ちゃん」
神崎さんを守るようにして前に出てきたのは水野優
風虎の幹部
「…」
何も言わずに彼等の横を通り過ぎようとすると突然腕を掴まれて引き止められる
「…なに」
「無視はないんじゃない~?」
私を引き止めたのは藤原海
風虎の幹部で言葉遣いからも分かる通りのチャラ男だ
「陽菜ちゃんさ、梨花ちゃんのこといじめといてその態度はないんじゃない?」
「…っそんなことしてない…!」
「ま~だそんなこと言ってるわけ?
謝りなよ、梨花ちゃんに」
今までの笑顔が嘘だったかのように無表情になると私の腕を掴んでいた手に力をいれる
「本当にしてない、から」
掴まれている腕の痛みに顔を歪めつつ彼の言葉を否定する