Lonely princess 〜ひとりぼっちのお姫様〜
私が否定し続けていると、心底面倒くさそうな様子で修也が問いかけてくる
「忘れたんですか?男達を使って梨花を襲わせた時のことを」
「私じゃないって、何回も言ってるでしょ」
「あなたと何度話していても時間の無駄のようですね」
彼がため息をついたのと同時に、海は掴んでいた腕を離す
「話はそれだけ?それならもう行くから」
今度こそ彼等の横を通り過ぎようとすると名前を呼ばれた
「…陽菜」
複雑そうな顔をして苦しそうな声で私の名前を呼ぶ彼は中村裕人
彼もまた風虎の幹部で、修也と同じで私より一学年上の先輩