わたしはみんなに殺された〜死者の呪い【後編】〜
「大丈夫だよ。
ぬいぐるみは特に何もないし…ほら。
私の力じゃちょっと裂けないんだよね…」
ひょい、と私が持ち上げて見せると、悠人くんは渋々それを受け取った。
ぬいぐるみはビリッと音をたてながら裂け、悠人くんは中から出てきた紙を私に投げてくれた。
「ありがと…っと、何々…?
『幽霊はあの子とこの子、その他大勢』………。
えっ、何それっ!?」
『あの子』以外にもいるの!?
その他大勢って…酷すぎる。
「ど、どういうことだよ!
『あの子』だけで十分だ…!」
本当だよ!
『あの子』に『この子』ってネーミングがすっごい適当だし!
『あの子』が耳が良くて目が悪いって言うなら『この子』は耳が悪くて目が良いとか?
まあ…とりあえずは気を付けるしかないんだけど…。