恋文
けど、たくや先生の周りには
1年の女の子がたくさん居る
なんだか嫌な気持ちになった。
その理由が、その時突然わかってしまった。
近くにいた友だちを連れて差し入れのお礼を言いに行った。
なにか他のことも話さなきゃ!
「あ、握手してください!」
なぜ握手を求めたのか…
言ったそばから後悔。
その途端、手に冷たさが伝わってきた。
たくや先生が私の手を握っている
「っ…もう手洗いません!!」
「いやいや、ちゃんと手洗わないとだめだよっ」
たくや先生はそう言って笑った。
私はその笑顔にまた見とれてしまった