愛は呪縛
「っ…!?」
その通りだけど、年下に指摘されると恥ずかしい。
それにこの子、かなり慣れてるっぽかったんだけど…。
高校生なのに。
「元カレとシたことなかったの?」
「……大輝くんは…無理強い、しなかったから…」
そういう雰囲気になると臆病になってた私。
いつも大輝くんは「ゆのかの心の準備ができるまで待つよ」って言ってくれた。
元カレという単語にチクンと胸を痛めながら思い出す。
優しい大輝くんの笑顔。
「お姉さん」
ふと呼ばれて上向いたら、重ねるだけのキスが降ってきた。
「俺スゲー嬉しかった。ありがと。俺に初めてくれて」
少し照れまじりな、とっても綺麗な笑顔。
これが、大輝くんだったら…良かったのに。
なんて考えてしまう私は、最低な女だ。
また視界が涙で滲んでくる。