愛は呪縛

誘惑するように、彼は囁く。

「年下は圏外?」

「え…?」

「俺、高校生だから。お姉さんは大学生?」

「こ、高校生なの…!?」

「うん。ちなみに高三」

ということは、私よりも二つ下。

どうしよう。

同い年か、せいぜい一つ下くらいに思ってたのに。

まさか高校生だなんて。


「ちなみにちなみに、俺の誕生日まだだから十七でーす」

「じゅ…!なっ…服着て今すぐ!」

「えぇー、もうちょっとこう、余韻に浸りたいなぁー」

「ダメです!健全な高校生がこんなことしちゃダメ!」

「え~。俺的には全然OKだよ?」

「よくない!」


真っ赤になって怒ったら、しぶしぶ服を着始めてくれた。

私も何か羽織ろう。

近くにあったシャツを着ていたら、ジーパンをはき終えた彼がこっちを横目に喋り出す。

「てかさ、お姉さん。初めてだったんだね」


< 9 / 19 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop