ドロップは涙味
「…っ‼︎」

耐えられなくなった私は、屋上へとまた足を速める。

「おい!日向!日向‼︎」

また圭が追ってくる。

「来ないでよ!」

どんどん速度が速くなる。

あ…ヤバい、頭が、クラクラする…

「日向‼︎おいっ‼︎」

「来な…ぃで…」

私の記憶はそこで途切れた。
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