ぼくのまわりにいる悪い人とぼくの中にいる悪い人
野口を下ろして家に着いた。


『ぶん太、まだ飲むんなら…どっか行くか?』


『いえ…帰ります、明日も早いんで…』

『そうか…じゃぁな!』


『今日は有難うございました!お疲れ様っす!』


和人さんのベンツを見送る。


その時丁度、弥生からのメールだ…


《どうだった?》


電話をする。


『もしもし…』


『もし~、どう?なんかわかった?』


『わかったって言うか…なんでお前知ってんの?』


『えっ?だって野口くんが言ってたよ、クルーズ行ったんでしょ、和人さんと』

あの野郎…


『まぁ…明日にでも話すよ、きっかけは掴んだけどまだ時間かかりそうだな…』

しゃべりながら部屋の鍵をあけ、ドアを開けると…


『へぇーそうなんだぁー』


弥生が立っていた。


『ビール、冷えてるよ』



経緯を弥生に説明しはじめた。



シャワーを浴び、冷えたビールを飲みながら。



『その和人さんの兄弟分ってさ、龍平さんでしょ、何回かミンクに来たことあるよ、悪い人じゃないけど飲むとヤらしいんだよ』


『そっか、その龍平さんがクルーズにいた若い連中に情報頼んでくれてさ、まぁあとは待つって感じ』
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