ぼくのまわりにいる悪い人とぼくの中にいる悪い人
あとは誰が何を話していたのかわからなかった…


記憶を無くす位飲んでいた。


ママは今まで貯めた金で旅に出ると言っていた。


1人の人間とそんなに愛し合う事ってできるのか…


泣きつかれる程泣いている。

前を見ると健も顔をぐしゃぐしゃにしている。


何時間経ったのかもわからなかったが誰1人帰るものもいない…

更に店内は再度笑顔が戻っているではないか…


ぼくにはわからない…
悲しいだけだ。



覚えているのは弥生に声をかけられた言葉だけだ…



『ぶん太の泣き顔、可愛いよ』



『…』


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