ちょっぴり恋して
ж 恋は冷めない
「未由、ちょっと。」

荒木先輩が私を呼んだ。

「先輩、元哉さんはどこですか?」

「元哉は年季の入った有名な女コーチにとっつかまっているよ。ちょっと外へ出て、話しがあるんだ。」

ひんやりした夜の空気を吸い込んだら

頭がスッキリした。

私は先輩の後を追った。

クラブハウスの建物の裏手に回った。

「先輩、お話しって何ですか?」

「未由、元哉には俺たちが付き合っていたことは言ってないから心配するな。」

「私は別に心配していません。」

「でも知られたくないんじゃないのか?俺が君のヴァージンを奪ったことを。」

「もう昔のことですから。」

「君はあの頃と違うな。強くなった。あの頃はもっとか弱かったよ。」

「そうですか?」

「君は何もかも俺の言いなりだった。今は元哉の言いなりか?」

「変なこと、言わないでください。お話しってそれだけですか?私戻ります。」

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