メガネ殿とお嫁さま

「で、話ってのは…。」

シュウくんは、
僕が座りきる前に
話を切り出した。

「うん。」

僕も覚悟して頷いた。

メールには、

話がある。外にいる。

としかなかった。


散々昼間は鈍感と言われたが、
そうじゃないと思う。


大体、
シュウくんが何を言いたいか
分かってて、
僕は着いてきたのだから。


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