王様とうさぎさん
「おねえちゃーん」
と手を振り、妹の和子(わこ)が縁側から顔を覗ける。
「えっ。
これが卯崎さんっ?」
これ、はないだろうよ、と思っていると、縁側にあったサンダルをつっかけてやってきて、
「お義兄さん、初めましてー。
お義兄さんもお坊さんなんですよねー。
僧衣、似合いそうですねー。
うちの兄も実は結構格好いいんですけど、お義兄さんの方がいいかも」
なにを言っているのだ、この妹は……。
「恥ずかしいから、入って入って。
奥に入って」
と背を押し、追いやろうとすると、和子は、むんずと左手を掴み、
「やだー、おねえちゃん、婚約指輪かわいーっ。
私も結婚したいーっ」
と叫び出す。
指輪欲しさの結婚、どうだろうな、と思った。
まあ、霊障相談目当ての結婚も此処にあるのだが。
と手を振り、妹の和子(わこ)が縁側から顔を覗ける。
「えっ。
これが卯崎さんっ?」
これ、はないだろうよ、と思っていると、縁側にあったサンダルをつっかけてやってきて、
「お義兄さん、初めましてー。
お義兄さんもお坊さんなんですよねー。
僧衣、似合いそうですねー。
うちの兄も実は結構格好いいんですけど、お義兄さんの方がいいかも」
なにを言っているのだ、この妹は……。
「恥ずかしいから、入って入って。
奥に入って」
と背を押し、追いやろうとすると、和子は、むんずと左手を掴み、
「やだー、おねえちゃん、婚約指輪かわいーっ。
私も結婚したいーっ」
と叫び出す。
指輪欲しさの結婚、どうだろうな、と思った。
まあ、霊障相談目当ての結婚も此処にあるのだが。