王様とうさぎさん
祭壇の前で、二人が話す姿を見ながら、莉王はあるショックを受けていた。
ログハウスに向かって木立を歩いていると、忍が話しかけてくる。
「どうしたの、王様。
元気ないね?」
「いや……今、ちょっとびっくりちゃいまして」
なにに? と訊かれたが、莉王は答えられなかった。
「秘密です」
と言うと、忍はおもむろに、
「……くすぐるよ」
と言い出す。
「は? くすぐ……
ちょっとっ。
やめてくださいっ、忍さんっ」
忍の手から逃れながら、子どもかっ、この人はっ、と思っていた。
「わ、わかりましたよ、もう~っ」
本当はなにか違う話をして誤摩化したかったのだが、すぐに思いつくような才能はない。
観念して、莉王は話し出した。
まだ允たちの居る窓辺を見ながら、咳払いして言う。
「ちょっとショックだったんです。
あの、私、もともとはちょっと濃い顔の方が好きだった気がしてたんですけど」
と言うと、忍がへえーという顔をした。
ログハウスに向かって木立を歩いていると、忍が話しかけてくる。
「どうしたの、王様。
元気ないね?」
「いや……今、ちょっとびっくりちゃいまして」
なにに? と訊かれたが、莉王は答えられなかった。
「秘密です」
と言うと、忍はおもむろに、
「……くすぐるよ」
と言い出す。
「は? くすぐ……
ちょっとっ。
やめてくださいっ、忍さんっ」
忍の手から逃れながら、子どもかっ、この人はっ、と思っていた。
「わ、わかりましたよ、もう~っ」
本当はなにか違う話をして誤摩化したかったのだが、すぐに思いつくような才能はない。
観念して、莉王は話し出した。
まだ允たちの居る窓辺を見ながら、咳払いして言う。
「ちょっとショックだったんです。
あの、私、もともとはちょっと濃い顔の方が好きだった気がしてたんですけど」
と言うと、忍がへえーという顔をした。