私は彼氏の親友と浮気した。
振り向くと弘人は下を向いている。
顔が見えない弘人を見た私の不安はどんどん大きくなっている。
「……ひ…弘人?」
私は弘人にすがるような声で震えながら言った。
「あー……すまん………ははっ…………ちょぉ待ってくれるか?」
弘人は左手で目の辺りを隠す。
弘人?!
え……へっ?…………泣いてるの?
「…ひろ…「明日さ…」
私が弘人に声を掛けようとするとわざと被せるように弘人が言ってくる。
「…俺やっぱり行けないわ」
「え……」
顔を上げた弘人の顔を見たとたん、
私は鞄がずり落ちるかと思うくらいガクッとしてしまった。
「…なんで?!
だって久しぶりに遊べるでしょ?」
「違う!
ごめん……違った、行けないんだ!」
「え?!」
……行けない?
「……弘人……なんで……?」