【完】幸せをくれたあなたに。





そして、文化祭の準備の委員の仕事があるときには、必ず藍那がいた。


藍那が毎日来るたび、「私はここにいていいのだろうか……」と思う日々だった。


私はいつだって、話せずに1人黙って、2人が話すという状態になっていた。



いつの間にか、放課後になるのが怖くなってきていた。


文化祭の準備始まって、屋台を作ったり、壁に紙を貼ったりなどをして完成したのは、“メイド&執事喫茶”


これは、みんなの案で決まった。


衣装を担当するものもいれば、小道具を用意するものもいて、


なんだかんだ、みんなはやる気で楽しそうだった。



たくさんの準備を遅くまでした前日の日には、ゆっくり休んだ。



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