晴天のへきれき?
「恐いことを言うね」

「ありがちですよ」

「何か、お昼のマダムが見るようなメロドラマチックじゃないか」

「そういうドラマ、けっこうミセスには人気があるみたいですよ」

「朝倉君には、そういう相手はおらんのかね」

「いればとっくに嫁いでますよ」

「なんなら……」

「お見合いなんてまっぴらごめんですよ」


小局様の利点その1。
上司とも、けっこう際どいジョークを飛ばせること。

そして良くない点。
寿退社を狙われること。


痛いところつきやがって。


何故かダンディ室長は少し遠い目をしながら、クスクスと笑った。

「若いって言うのは素晴らしい」


……意味不明ですが。

不思議そうな顔をするしかない私に、ダンディ室長は苦笑した。


「大いに頑張りたまえ!」

「はぁ……。では、お先に失礼いたします」


オフィスを出て、ロッカールームに向かって歩きながら首を傾げた。


なんなんだかなぁ。
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