あふれる、想い

俺達は別荘に戻った

岳志達はまだウッドデッキで騒いでたから
見つからないように部屋に入った


2人でベランダから星を見る

愛結花は星を見るのが好きみたいだ


俺はまた後ろから抱きしめた


「すっごく幸せ」

「俺もだよ」


俺達は時間を忘れるように話をした

明日には家に帰る

そうすればまたいつもの日常に戻る


愛結花がいるだけで
毎日楽しい


でも、今日みたいな特別な時間は

今日だけなんだ


俺はそっと愛結花の耳にキスをした

「ひゃ…くすぐったい」


素直な反応をする愛結花が可愛くて
耳元で囁いた


「可愛い」


後ろから見てもわかるぐらい
愛結花は真っ赤になった


俺は愛結花の全てが欲しくなった

愛結花の全てを俺で埋め尽くしたくなった


誰も見た事のない愛結花を

俺だけの色に染めたいって…


俺は愛結花を自分の方に向けた


頬を赤くしながら上目遣いで見てくる

その瞳に…理性が飛んだ
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