今夜、上司と恋します
「っ!」
私は驚いて目を瞠る。
それは佐久間さんも同じ様だった。
「わ、佐久間課長ー。ちょうどいい」
「何がだ?」
え。もしかして、野々村さん、今の質問するつもり?
ちょ、ちょっと待って!!
止めようと手を伸ばすが、その手は宙を舞うだけだった。
「佐久間課長は、体だけの関係ってアリですか?」
ちょ、直球過ぎる。
ストレート過ぎる。
もう、隠れてしまいたかった。
俯きながら心の中で野々村さんバカバカと、悪態をつく。
だけど、佐久間さんから返って来た言葉に耳を疑った。