今夜、上司と恋します


「野々村さん、毎月雑誌読んでますよ」

「え、蛍ちゃん、あれ読んでるの?」

「はい。JUNの貴重な特集連載ページですから」

「いやあ、JUNの特集ページなのになんか俺の紹介になってるよね」

「あはは。確かに。でも、野々村さんほどカッコよかったら仕方ないんじゃないですか。
JUNは彼氏に着せたいブランド上位に入ってる程だし」

「まーちゃん人気には負けるけど」

「まあ、確かに。永戸さん人気は尋常じゃないですね」


まーちゃんこと、永戸さんはショップスタッフとして働いてる時に、雑誌に載る事が多くそれは今も健在だった。
永戸さんが雑誌で着ていた洋服は、問い合わせも多い。



女の私から見ても、永戸さんは確かに可愛いし、カッコいい。
年齢層の若いブランドであるから、今は本社で働いてるけど、店頭に立っても違和感ない程にオシャレだ。


実際、ショップスタッフとして入って来る子は永戸さん目当ての子が多い。


ただ。
妥協を許さない性格の為、厳しいってのが玉にキズだが。


そんな向上心高く、仕事に意欲的な彼女の事を私は本社に来てから好意的に見ていた。
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