ドナリィンの恋
『Eat Bulaga/イート・ブラガ』は、視聴者参加の国民的人気番組だ。Vic Sotto/ビック・ソトと Joey de Leon/ジョーイ・デ・レオンがメインホストとなって、生放送でスタジオや屋外に集まる視聴者とゲームを楽しむ。その番組スポンサーの一社でもあるジョリービーが、スポンサーの強みを発揮して、店舗で行われるエンジェル・トーカー講習会の模様を中継することになったのだ。屋外の中継担当は、コメディアンとして人気のJose Manalo and Wally Bayola/ホセとワーリー。人気者のふたりがジョリービーへやってきたので、店舗を大勢の人々が取り囲んでいた。佑麻は、人を掻きわけようやく入口にたどり着くと、ガラス越しにインタビューを受けているドナを見つけた。
ホセとワーリーはドナをはさみ、カメラに向かって話しかけていた。
「それでは、このエンジェル・トーカー プロジェクトを起動させた、スーパー・スチューデントをご紹介します。ミス・ドナリィン エストラーダです。」ドナは拍手に包まれた。
「ミス・ドナ すごいことをやったね!」
メインホストのビック・ソトがスタジオから、話しかける。
「いえ、これは私だけの力ではありません。日本の友達、ジョリービーのジョンさん、その他沢山のみなさんの力があったからできたのです。」
「いやいや、そうだとしても、君がいなければできなかったことだよ。学生の君がこんな大きなことを成し遂げてしまったのだから、大学を卒業してからがまた楽しみだね。今、政府機関からの誘いや、大学では奨学金で海外留学の話もあるんだろう。将来どんなことをやりたいと考えているのか、よかったら聞かせてくれないかな?」
ドナは、しばらく考えていたが、意を決したようにビック・ソトへ答えた。
「卒業したら私は、今日帰国する彼を追って日本へ行きます。愛する彼は日本人なんです…。」
誰もが予想していなかったドナの答えに、さすがのベテランホストのビック・ソトも言葉を失った。進行が止まってしまいコメディアンのホセとワーリーが、あわてて言葉をはさむ。
「えー、僕たちフィリピン人を置いて、日本の彼のところへ行ってしまうって言うのかい?」
「勝手を言ってごめんなさい。」
疑問を投げかける声、嘆く声、非難する声、肯定する声でスタジオや店舗が騒然となった。
ホセとワーリーはドナをはさみ、カメラに向かって話しかけていた。
「それでは、このエンジェル・トーカー プロジェクトを起動させた、スーパー・スチューデントをご紹介します。ミス・ドナリィン エストラーダです。」ドナは拍手に包まれた。
「ミス・ドナ すごいことをやったね!」
メインホストのビック・ソトがスタジオから、話しかける。
「いえ、これは私だけの力ではありません。日本の友達、ジョリービーのジョンさん、その他沢山のみなさんの力があったからできたのです。」
「いやいや、そうだとしても、君がいなければできなかったことだよ。学生の君がこんな大きなことを成し遂げてしまったのだから、大学を卒業してからがまた楽しみだね。今、政府機関からの誘いや、大学では奨学金で海外留学の話もあるんだろう。将来どんなことをやりたいと考えているのか、よかったら聞かせてくれないかな?」
ドナは、しばらく考えていたが、意を決したようにビック・ソトへ答えた。
「卒業したら私は、今日帰国する彼を追って日本へ行きます。愛する彼は日本人なんです…。」
誰もが予想していなかったドナの答えに、さすがのベテランホストのビック・ソトも言葉を失った。進行が止まってしまいコメディアンのホセとワーリーが、あわてて言葉をはさむ。
「えー、僕たちフィリピン人を置いて、日本の彼のところへ行ってしまうって言うのかい?」
「勝手を言ってごめんなさい。」
疑問を投げかける声、嘆く声、非難する声、肯定する声でスタジオや店舗が騒然となった。