銀髪と呪眼と赤い外套~夢の競演特別編~
魔方陣が眩いばかりの光を放ち、その光に私達は思わず足を止める。
…白い光に包まれる魔方陣。
その円の中から。
「なっ!?」
乙女が驚愕を禁じえないほどのものが姿を現した。
それは、巨大な巨大な腕。
校庭の地面に掌をついただけで、ズシンと地響きを立てるほどの巨大な腕だった。
それを支えに、魔方陣からそいつは這い出してくる。
黄土色の巨体の表面に、ドロドロと流動する液体とも固体とも言えないものを垂れ流す、見るからに醜悪な、見上げるほどの人型…。
「泥の巨兵(マッド・ゴーレム)…!」
それは魔術で造り上げられ、創造主の魔力で意のままに動く巨大な人形だった。
「一騎当千…とか言っていたねぇ、紅」
ガーラは再び『飛翔』の魔術で舞い上がり、ゴーレムの肩の上に立つ。
「一人の兵が一千の軍に匹敵する力を持つ…確かそういう意味だったね…ならば」
彼女は私達を見下ろしながら嘲笑した。
「まさにコイツが一騎当千だねぇ!あははははははははははっ!!」
…白い光に包まれる魔方陣。
その円の中から。
「なっ!?」
乙女が驚愕を禁じえないほどのものが姿を現した。
それは、巨大な巨大な腕。
校庭の地面に掌をついただけで、ズシンと地響きを立てるほどの巨大な腕だった。
それを支えに、魔方陣からそいつは這い出してくる。
黄土色の巨体の表面に、ドロドロと流動する液体とも固体とも言えないものを垂れ流す、見るからに醜悪な、見上げるほどの人型…。
「泥の巨兵(マッド・ゴーレム)…!」
それは魔術で造り上げられ、創造主の魔力で意のままに動く巨大な人形だった。
「一騎当千…とか言っていたねぇ、紅」
ガーラは再び『飛翔』の魔術で舞い上がり、ゴーレムの肩の上に立つ。
「一人の兵が一千の軍に匹敵する力を持つ…確かそういう意味だったね…ならば」
彼女は私達を見下ろしながら嘲笑した。
「まさにコイツが一騎当千だねぇ!あははははははははははっ!!」