バンパイヤ×暴走族



ティナは儀式の間にある魔法陣の中心にたち、ピン留めをつけた。



両親のコピーが魔法陣に入ると、魔法陣の縁が光、結界を作った。




ディオルオと千秋が見ていた。







ドックン…。



徐々にティナの顔が赤くなる。喉が詰まる。



…血で…




ボコッと血の固まりが口から出て、魔法陣にかかる。





テ「あがっ……あぁあぁあぁあああ!!!!」




口が痛かった。
ヤエバが尖っていく。




口が変だ…。



テ「ンギャァァアアアア!!!」
大量の血が出て、顔が真っ青。なのにまだ立っていた。





コピーされた両親は、ディオルオに助けを求めている。




「出してくれ!!」
「やだあ!!!死にたくない!!!」




テ「お父さん…お母さん…」
血みどろの小さな手が両親の肩を掴んだ。









小さな口は三日月を作る。







「「いやゃぁああああぁああぁぁぁぁぁあ!!!!」」








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