不器用な恋愛
そこにはカメラを持つ一人の女性。
カシャッ…カシャッ…
顔は…カメラで隠れてよく見えねぇ。
誰だろ……
「あっ……」
思わず声が出る。
そこにいたのは
少し茶色がかった
軽く巻かれた髪。
大きな丸い瞳に白い肌。
長い手足。
一言で言うと……
すげぇ可愛い!!
俺が見つめていたのに気付いたのか女の人もこっちを見た。
やべっ!
顔を背けようとすると
にこっと微笑んだ。
心臓がトクン…と高鳴る。