不器用な恋愛


「愛璃がさ,いきなり俺がバスケ練習してる所に写真を撮りにきたんだよ。驚くよな。」


―写真を?


「何してるの?って聞いたらさ」


「聞いたら…?」


「真剣な眼差しがカッコいいから。…とかストレートに言ってさ。

もうこっちは赤面だよ。」


兄ちゃんは背広を脱いでハンガーに丁寧にかける。


そして首元のネクタイを緩めた。

「それが出会いかた?」


「うん。笑っちゃうだろ?
いきなり写真を撮られるとはね。」


いきなりとは…さすが岩崎瑠璃の姉…


あれ?


写真…バスケ…



バスケ…!?


俺の頭の中である出来事が蘇る。


< 168 / 243 >

この作品をシェア

pagetop