不器用な恋愛
「愛璃がさ,いきなり俺がバスケ練習してる所に写真を撮りにきたんだよ。驚くよな。」
―写真を?
「何してるの?って聞いたらさ」
「聞いたら…?」
「真剣な眼差しがカッコいいから。…とかストレートに言ってさ。
もうこっちは赤面だよ。」
兄ちゃんは背広を脱いでハンガーに丁寧にかける。
そして首元のネクタイを緩めた。
「それが出会いかた?」
「うん。笑っちゃうだろ?
いきなり写真を撮られるとはね。」
いきなりとは…さすが岩崎瑠璃の姉…
あれ?
写真…バスケ…
バスケ…!?
俺の頭の中である出来事が蘇る。