不器用な恋愛


確か,俺が写真部に入って間もない頃


体育でバスケをしていた時に
どこからかシャッター音がして…

そしたら鳥沢に会って…


でも写真撮ってたのは鳥沢じゃなくて


あれは…もしかして…



「宏?どうかしたか?」


「…兄ちゃん…」


「…ん?」


「俺は…っ」


「う…ん?」


―俺は…きっと…


「…重ねられてたんだ…」


「えっ?」


「重ねられてたんだ…岩崎瑠璃に…」


「どういう…こと?」


俺は震える唇を噛み締めた。


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