不器用な恋愛


「…俺?」


「そ。お前。」


俺は…正直まだ動き出せないでいた。


また傷つけたらどうする?

でも…大切なものは,自分の手で掴むって決めた。

わかってる。俺がやらなきゃダメだって。


わかってるんだ…


「俺は…」


「行きなよ。」


「…へっ?」


振り向くと,美幸が立っていた。

「早く,行きなよ。部室に。」


「部室…?」


「岩崎さん,いるみたいだから。」

ああ…岩崎愛璃が言ってたのと同じだ。


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