君が笑うとき
「昨日会って…。また今日会いたくなったの…。ごめんね…」


そして…莉加は言った。


「幸介…わたし、幸介のこと好きなの…」


その声は震えていた。


「もう一度…戻ってきて…」


自分の気持ちが分からなかった。



俺が好きなのは麻由だ。


でも


俺の心から麻由が少しずつ消えていく…


なんで?


どうして消えるんだよ…―――
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