俺様常務の甘い策略
それでも、高校までは心の奥では藤堂の事を尊敬していた。生徒会の仕事はそつなくこなすし、私に仕事を押し付けても私が終わるまで彼が下校する事はなかった。
でも、そんな私が藤堂の顔も見たくないと思うようになったのは、大学のオリエンテーション旅行の時。
山梨の宿泊先のホテルでジュースを買おうと自販機を探していると、数人の男子の話し声が聞こえてきた。
「うちのゼミで一番人気はやっぱ秋月沙羅かあ。美人だし、スタイルいいもんな。藤堂もやっぱり秋月狙いか?」
自分の名前が出てきて、私はハッと足を止めた。
「まさか。あいつは高校の頃から化粧してて、肌はボロボロで素っぴんは酷い。おまけに、脱ぐとそれはそれは貧相な身体だ。悪い事は言わない。今夜誘い出すなら別の女にしておいた方がいい」
「へえ。そうなんだ。藤堂に聞いて良かった。じゃあ、俺は加奈ちゃん、狙おうかな……」
「賢明だね。秋月は勝ち気な女だし、お前には似合わないよ」
素っぴんは酷くて……貧相な身体?
藤堂の言葉にショックを隠せない。
でも、そんな私が藤堂の顔も見たくないと思うようになったのは、大学のオリエンテーション旅行の時。
山梨の宿泊先のホテルでジュースを買おうと自販機を探していると、数人の男子の話し声が聞こえてきた。
「うちのゼミで一番人気はやっぱ秋月沙羅かあ。美人だし、スタイルいいもんな。藤堂もやっぱり秋月狙いか?」
自分の名前が出てきて、私はハッと足を止めた。
「まさか。あいつは高校の頃から化粧してて、肌はボロボロで素っぴんは酷い。おまけに、脱ぐとそれはそれは貧相な身体だ。悪い事は言わない。今夜誘い出すなら別の女にしておいた方がいい」
「へえ。そうなんだ。藤堂に聞いて良かった。じゃあ、俺は加奈ちゃん、狙おうかな……」
「賢明だね。秋月は勝ち気な女だし、お前には似合わないよ」
素っぴんは酷くて……貧相な身体?
藤堂の言葉にショックを隠せない。