俺様常務の甘い策略
「明日、会社が終わったら結婚指輪買いに行かないとね」

沙羅の左手を持ち婚約指輪にチュッと軽く口付ける。

それでも、安心したようにぐっすり眠る彼女を見て自然と笑みが溢れる。

酒を飲んでなくてもこうして無防備な姿を見られるのは嬉しい。

沙羅と一緒にいると昨日よりも今日、今日よりは明日……もっと彼女が好きになる。

人を愛するって無限なのかもしれない。





入籍から一週間後。

郵便物をチェックしていると、ある封書が俺の目に留まる。

ゴールドで縁取られた綺麗な封筒に赤い鷹のシーリングスタンプで封がしてあって差出人は……。

「それ、誰から?」

側にいた沙羅が横からその封書に目を向ける。
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