めくるめく恋心
駅のトイレで散々泣いてボロボロになった顔を、一生懸命化粧で誤魔化した。あんなひどい顔で帰ったら千代(ちよ)さんたちに心配をかけてしまうから。
日本の学校に通いたいと言う私を笑顔で送り出してくれた今の両親。ただ、ニューヨークで仕事をしている両親は一緒に来ることができないから、日本の学校に通う条件として、一人暮らしではなく親戚のお家に住む事だった。そのお世話になっているお家がうーちゃんのお家。元々一人でいるのは苦手だから、私としても両親のだした条件は有難かった。
ふと思い出してスマホを見ると、うーちゃんから“大丈夫か?”の一言が届いていた。私は“大丈夫だよ! 今から帰るー!!”とだけ返信して長居してしまったトイレを後にした。
電車を乗り継ぎ、家までの道のりはそんなに遠くもないのに凄く長く感じた。それに帰り着くまでにいろんな事を考えていた筈なのに、何を考えていたのかさっぱり覚えてない。
「ただいま。」
「お帰りなさい!」
リビングに入ると、うーちゃんママの千代さんがいつもの温かい笑顔で出迎えてくれた。パパ似のうーちゃんは千代さんとは見た目似ていない。けど、面倒見のいいところとか優しいところは千代さんにそっくり。
「初登校はどうだった? 右京の奴少しは役に立ったかしら?」
「あははっ、うーちゃんのおかげで楽しく過ごせたよ! それに友達もできたから、明日からまた学校に行くのが楽しみ!!」
「ふふっ、それなら良かったわ。 何かあれば遠慮なく言うのよ?」
「うん! ありがとう。 私、着替えてくるね。」
気持ちを誤魔化す様に笑いながら二階の自分の部屋に向かった。
日本の学校に通いたいと言う私を笑顔で送り出してくれた今の両親。ただ、ニューヨークで仕事をしている両親は一緒に来ることができないから、日本の学校に通う条件として、一人暮らしではなく親戚のお家に住む事だった。そのお世話になっているお家がうーちゃんのお家。元々一人でいるのは苦手だから、私としても両親のだした条件は有難かった。
ふと思い出してスマホを見ると、うーちゃんから“大丈夫か?”の一言が届いていた。私は“大丈夫だよ! 今から帰るー!!”とだけ返信して長居してしまったトイレを後にした。
電車を乗り継ぎ、家までの道のりはそんなに遠くもないのに凄く長く感じた。それに帰り着くまでにいろんな事を考えていた筈なのに、何を考えていたのかさっぱり覚えてない。
「ただいま。」
「お帰りなさい!」
リビングに入ると、うーちゃんママの千代さんがいつもの温かい笑顔で出迎えてくれた。パパ似のうーちゃんは千代さんとは見た目似ていない。けど、面倒見のいいところとか優しいところは千代さんにそっくり。
「初登校はどうだった? 右京の奴少しは役に立ったかしら?」
「あははっ、うーちゃんのおかげで楽しく過ごせたよ! それに友達もできたから、明日からまた学校に行くのが楽しみ!!」
「ふふっ、それなら良かったわ。 何かあれば遠慮なく言うのよ?」
「うん! ありがとう。 私、着替えてくるね。」
気持ちを誤魔化す様に笑いながら二階の自分の部屋に向かった。