期間婚〜彼と私の微糖な関係〜

2時間のバイキング、ギリギリまで食べ続けていた。

もう肥るの間違いない。

「そういえば、ネイルサロン行く予定だったんだっけ?」

「そうなの!指先くらい綺麗にしておきたいな。なんて思って…」

「付き合ってくれたお礼に俺がやってあげる。」

「できるの⁈」

「細かい作業は得意分野なんだ!」

まあ…

自分でやるよりはマトモかもしれないと思ってお願いしたら

千秋君は意外と几帳面なタイプらしく、携帯でネイルを検索してくれる。

「どれにする?」

デザインを見ながら2人で決めたのはピンク形のグラデーションネイル。

安いマニキュアでもできるらしく帰り道にお店に寄ると


千秋君のほうが私よりも吟味しながら使う道具なんかを選んでいて驚いた。

「てか、うちはすごいボロアパートだから驚かないでよ!」

「大丈夫、俺んちもボロいから」

「嘘だ!あんな大きな会社の息子のくせに」

「金は親が持ってるだけ!俺はビンボーなの‼」


千秋君の金銭感覚が私に似ているのは

もしかしたら、彼が親を頼らずに生きてきたからなのかもしれない。

< 157 / 189 >

この作品をシェア

pagetop