期間婚〜彼と私の微糖な関係〜
千洋さんだってレベルの高い容姿でも
漫画やドラマのようなロマンチストではない。
仕事が終われば、ラフなスタイルで発泡酒。
たまに、寝癖もつけもつけばヒゲも生えるし…
偽り婚の時だってヤキモチ妬いたり束縛したり…
そう、私となんら変わらない
普通の男だった。
……
「千秋君、付き合ってよ?」
「なにそれ?告白?」
「違うって!千洋さんのところ!」
「いないと思うよ…?」
「菜穂さんの実家に行ってるはず」
…実家?
「なんで?」
「さあ?」
結婚秒読み。そんな噂を思い出し、途端に気力ゼロ。
「ってか、さっきの何?なんで急に勢いづいてたの?」
唇の端をあげた千秋君を見て
なんとなく嫌な予感がした。