期間婚〜彼と私の微糖な関係〜
「いやー、ほんの僅かな期待がなかったわけでもないよ?
でも、もしこれで、ちょこが雰囲気に流されて俺とキスしてたら、やっぱり俺は女なんて信じられねーって、なってたかも」
「なにそれ?」
「身をもって教えてくれてありがとう。
やっぱ俺、ちょこが好きだ」
愛らしい笑顔で笑う彼だけど
きっと、彼の言う好き。と、私が千洋さんに想う好きとでは全く違うものなんだろう…。
likeとLoveの違い。
「私も千秋君のことは好きだよ」
「知ってる。」
言いながら、彼はまた漫画の本を読み始める。
「ねえ、少女漫画、面白い?」
「面白いよ。男には分からない女子の男子に対する妄想爆発で」
けたけた子供みたいに笑う彼。
「男なんて、こんな漫画の何分の1もカッコ良くなんかないよ」
一言、呟いた千秋君の言葉は、やけに納得のいくものだった…。