『雲に隠れし夜半の月』
式部は、制服が届いているようなので、職員室に寄る。

担任の小野乃町子先生は、式部を見て。
「教科書と制服、届いているから着てみて、式部さん、」
「はい、まち子先生、」

式部は、ブレザーを着てみて、少し大きめであるが、そんなに可笑しくない。
教科書も受け取って、職員室から出て行く。
保健室で制服に着替えて、まずは、体育館に行ってみる。

そこでは、バレー部とバスケ部が練習していた。
さすがに、上級生は背が高い、特にバスケ部の上級生は、見上げるばかりである。

隅の方では、剣道部とバトミントン部が少人数で練習している。

式部は、しばらく見学して、校庭に行ってみる。

すると、テニス部に、あの時の先輩、上杉健志郎がいた。
コートで男子生徒と二人だけで練習している。

そうそう、この学院は、全校生徒400人中、男子生徒は、だったの16人であった。
男子生徒にすれば、ここは、ハーレムなんだろうけど、しかし、三年生の上杉健志郎だけが、女子生徒には人気があった。
他の男子生徒には目もくれない、女子生徒!

それは頷けるもの、式部自身もカッコいいと思っていた。
「よしっ、決めた、テニス部に入る。」

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