夢色約束
「香里奈ー」


「んー?」


「なんか、見たいものねーの?」


「・・・ないかも」


「お前ここ来たかったんじゃねえの?」

いや、来たかったんだけど・・・


「来たことなかったから行ってみたかっただけで・・・」

特に欲しいものはなかった・・・。


「なんだよそれ・・・」

呆れたように言った光。

仕方ないじゃない。

ないものはないんだから。


「仕方ねー、んじゃ行くか」


「は!?どこに!?」

今の流れでどこ行くの!?

光は私を無視してグングン進んで行った。
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