隣のあなた。…運命の人と…



いつの間にか眠っていた俺
目がさめると
紗織と…女医の声がした。


「……貴方も辛い思いするけど、それ以上に彼が辛い思いするのよ…」


女医は俺が話した
紗織が気を失った後の事を紗織に話した


紗織の手を握っていた手に力がこもった


「……今の彼なら、貴方の事を守ってくれるんじゃないかしら?これからのこと、よく考えて……」


女医は訴えるべきだと言う。
確かに俺もそう思う。

紗織に近づけなくするには
法的手段が一番いいと思う。


けど……
紗織はそれを望まない気がする

紗織は自分にも責任があるって…。
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