隣のあなた。…運命の人と…

葛藤



俺は親父が持ってきた服に着替えた
血まみれの服は
通りがかった清掃員に渡した


紗織がいつ目覚めるかわからない
けど、目覚めたとき
そばにいてやりたい。



『紗織……』


『やっぱり、俺には紗織しかいない』


俺は紗織の手を握り
眠ってる紗織に話しかけていた


『落ち着いたら、ちゃんと籍入れて……それから…子供も作って……』


『これからの人生、紗織がいないとダメなんだ……俺』


俺は紗織に話しかけながら
いつの間にか眠ってしまった。
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