隣のあなた。…運命の人と…


俺たちが部屋を出ようとした時
冴島が紗織を呼ぶ


紗織は見向きもせず部屋を出る


『今宮さんは、少しだけ紗織を頼みます』


俺は今宮さんに紗織を頼み、部屋に残った


紗織が見向きもせず去ってしまった事に
ようやく理解したのか
冴島は床に項垂れている


『冴島……好きだからってなんでもしていいわけじゃねぇ……。紗織は不倫をしていた自分が悪いからって裁判にはしないって言ったんだ』

『紗織の優しさ……理解してやれ。……けど、俺はお前がした事は絶対許さねぇ……』


殴ってやりてぇ……殴るだけじゃ足りない……けど、そんな事しても何もならない


『お前は……会社には必要な人間だ。仕事は仕事だ、公私混同するつもりはない』


そう言って俺は部屋を出た
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