隣のあなた。…運命の人と…
冴島はなぜ俺が独立の話を知っているのか驚いていた
『返事はいつでもいい、気持ちが決まるまで、働いてなきゃ家族が路頭に迷うからな……まぁ、頑張ろうぜ』
俺は冴島の肩に手をボンとし
会議室を出た。
紗織があんなスッキリした顔してたから
もう怒る気も無かった
紗織がいいなら、いいんだ。
終業時間になり俺はいつものように
事務所のおばちゃんに声をかけて
帰ろうとしたら…笑い声がした
『おばちゃん、楽しそうだ……えっ?』
そこには楽しそうにおばちゃんと笑って話す紗織がいた
「お疲れ様…迎えに来ちゃった」
『……ったく、帰るぞ』
俺が歩き出すと、紗織が小走りで寄ってきて俺の手を握りしめた