隣のあなた。…運命の人と…
冴島は一度呼吸を整え
また話し始めた
「妻が……離婚はなかった事にと言ってくれて……もう一度、やり直す事にしました……今の俺が言っても信じてもらえないかもしれないけど……」
『……そうだな。今は何言っても信用出来ねぇ……』
『けど……信用されるようにしろよ、俺の見えるところで』
俺の言葉に冴島は俺の方を向く
『俺はいずれ、社長になる。社員が不祥事を起こすなんて、真っ平ごめんだ』
『……けど、路頭に迷わすわけにはいかない。社員も社員の家族も、俺の家族だ。冴島が本気で別の仕事に取り組むなら全力で応援するが迷いがあるなら、全力で引き止めるぞ?』